令和3年02月08日(月)
安全保障・
領土問題
「不法占拠」三年ぶりに使用
「北方領土の日」の7日、政府や関係団体は東京都内で「北方領土返還要求全国大会」を開催した。採択されたアピールは北方四島について「法的根拠のないままに75年間占拠され続けている」と主張した。菅義偉首相はビデオメッセージで、北方領土問題を含むロシアとの平和条約締結に向け、着実に交渉と進める考えを示した。アピールは昨年まで2年連続で北方四島が「不法に占拠」されたとの表現を使用していなかった。ロシアが領有権を主張する中、首脳間交渉に影響するのを避けたためだが、今回、3年ぶりに復活した。
首相はメッセージで「私の内閣でも平成30年のシンガポールでの首脳会談のやり取りは引き継いでおり、これまでの両国間の諸合意を踏まえ今後も着実に交渉を進めていく」と述べた。
(産経新聞より抜粋)