令和3年03月09日(火)
伝統・文化
選択的夫婦別姓採択に「待った」 自民有志が地方議会に要請
選択的夫婦別姓の導入に慎重な自民党有志による議員連盟「『絆』を紡ぐ会」は9日、国会内で会合を開き、改姓によって仕事上の不利益を生じさせないため、結婚後も旧姓を通称使用できる環境整備を進めることを確認した。
共同代表の高市早苗前総務相は会合で、議論が尽くされていないことなどを念頭に、自民系の議長がいる42道府県議会の議長宛に選択的夫婦別姓の実現を求める意見書を採択しないよう促す文書を送付したと報告した。「現時点でどの議長からも私に対して直接の抗議はない」とし、「圧力と取られかねないとの批判があるが、お願いベースだ」と説明した。
また、自民が近く選択的夫婦別姓について議論するワーキングチーム(WT)を発足させることに関しても意見交換し、議連として積極的に参加することを確認した。
共同代表を務める山谷えり子元拉致問題担当相は「夫婦別姓は家族の根幹に関わることだ。選択肢が増えるという角度からだけの問題では決してない」とあいさつした。
(産経新聞より抜粋)