令和3年04月27日(火)
安全保障・
領土問題
世界の軍事費2.6%増
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は26日、2020年の世界の軍事支出(一部推計値)が前年比2.6%増の1兆9810億ドル(約214兆円)だったと発表した。中国の増加は世界最長の26年連続で、過去10年間で76%増加した。
新型コロナウイルスの流行で各国の経済が苦しい中でも、米国や中国などが世界全体の軍事支出の増加を牽引し、1988年以降の最高額を更新。SIPRIは「新型コロナの流行は世界の軍事支出に大きな影響を与えなかった」との見解を示した。
軍事支出最大の米国は前年比4.4%増の7780億ドルで、核兵器の近代化や代子ぼな武器調達などが主な要因。増加は3年連続で世界全体の39%を占めた。
3~5位はインド(729億ドル)、ロシア(617億ドル)、英国(592億ドル)と続き、それぞれ2.1~2.9%増えた。日本は1.2%増の491億ドルで9位だった。
(産経新聞より抜粋)