令和3年04月22日(木)
伝統・文化
海外で別姓婚「婚姻成立」戸籍記載は認めず
米国で別姓のまま結婚した映画監督の想田和弘さん夫婦が、日本でも婚姻関係にあることの確認を求めた訴訟の判決が21日、東京地裁であった。市原義孝裁判長は、想田さん夫婦の婚姻自体は「成立している」とした一方、別姓のまま戸籍に記載することは認めず、請求を退けた。
判決理由で市原裁判長は、想田さん夫婦について「婚姻の方式は婚姻を挙行した国の法律によると定められており(別姓婚でも婚姻は)成立している」と指摘した。一方で「婚姻届けの不受理処分は家庭裁判所に不服を申し立てることができる」とし、夫婦が求めた婚姻関係の地位確認は「有効かつ適切とは認められない」と結論付けた。
(産経新聞より抜粋)