令和3年05月29日(土)
安全保障・
領土問題
露が日本漁船拿捕
北海道稚内市沖のオホーツク海で28日、操業中だった稚内機船漁業協同組合所属の底引き網漁船「第172栄宝丸」がロシア当局に拿捕された。臨検を受けて連行され、ロシア当局者によると連行先は極東サハリン南部コルサコフ港。栄宝丸は連行前、第一管区海上保安本部(小樽)に「ロシア側から催涙弾のようなものを撃たれた」と通報した。
一管や漁協によると、午前10時ごろ、稚内市に宗谷岬東方の海域で栄宝丸からロシア国境警備局の警備艇に停船を求められていると連絡があり、「信号弾を撃たれている」とも説明した。漁協の担当者は、航路を示すデータを基に、日本の排他的経済水域(EEZ)外には「出ていない」と主張。「連行は不当だ」と訴えた。
(産経新聞より抜粋)