令和3年07月03日(土)
伝統・文化
夫婦別姓 埼玉県議会が推進
選択的夫婦別姓制度を巡り、埼玉県議会は二日の定例本会議で、導入に向けた国会審議の推進を求める意見書を可決した。国会では自民党の消極的な姿勢が目立つが、採決では県議会最大会派の同党県議団も賛成に回った。市民グループが意見書提出を請願していた。
意見書では、近年は結婚前の姓で社会的信用や実績を築く期間が長くなり、結婚に伴う改正で社会的な不利益や不都合、精神的苦痛を被る事例が増えていると指摘。国民の価値観の多様化や世論の動向を踏まえ、前向きな国会審議を促した。
採決では、保守系無所属議員による無所属県民会議の十四人が制度導入を前提とした意見書に反対。国会での審議は歓迎する一方、親子別姓の影響に懸念を示した。
(産経新聞より抜粋)