令和3年07月27日(火)
皇 室
皇族数確保「喫緊の課題」
安定的な皇位継承策などを議論する政府の有識者会議は二十六日、首相官邸で第十回会合を開き、最終報告に向けた方向性を確認した。現在の皇位継承資格を前提に、秋篠宮さまの長男で、皇位継承順位二位の悠仁さまが即位されて以降の皇位継承に関しては結論を得ることを見送る一方、「喫緊の課題」として皇族数の確保が必須とした。
座長の清家氏は会合後の記者会見で、悠仁さま以降の皇位継承に関し「将来、悠仁親王殿下のご年齢やご結婚などをめぐる状況を踏まえた上で判断すべき事柄なのではないか」と説明。皇族数の確保策については、①女性皇族が婚姻後も皇室に残る、②旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する―の二案を軸に法的課題などを整理するよう事務局に指示したと明らかにした。
次回会合は事務局が調査・研究を終えた後に再開する。清家氏は最終報告の時期を明言しなかった。
(産経新聞より抜粋)