令和3年08月17日(火)
教育と
歴史認識
光復節演説「対話の扉開いている」
韓国の文在寅大統領は15日、日本統治からの解放を記念する「光復節」の政府式典で演説し、「対話の扉は常に開いている」と日本に呼び掛けた。だが、いわゆる徴用工や慰安婦問題で踏み込んだ解決策は示さなかった。来年3月の大統領選に向けて与野党の攻防が激化する中、政権与党陣営は保守系野党候補に「親日派」のレッテルを貼る攻勢を強めており、文政権の対日外交の幅は狭まるばかりだ。
「われわれは閉鎖的、または敵対的な民族主義へ流れなかった」。文氏はこう述べ、日韓が1965年の国交正常化以降、「長らく民主主義と市場経済という共通の価値に基づき、分業と協力で経済成長を共に成し遂げてきた」と指摘。日韓が知恵を集めて困難を克服し、「隣国としてふさわしい協力の模範を示せることを期待する」と強調した。ただ、歴史問題については「国際社会の普遍的価値と基準に沿った行動と実践で解決していく」と原則論を述べるのにとどまった。
(産経新聞より抜粋)