令和3年08月17日(火)
伝統・文化
終戦の日 三閣僚が靖国参拝
菅義偉首相は就任後初めて迎えた終戦の日の15日、東京・九段北の靖国神社を参拝せず、自民党総裁の肩書で玉串料を奉納した。玉串料は私費から支出され、秘書が届けたという。首相は都内の千鳥ヶ淵戦没者墓苑を訪れ献花した後、日本武道館で開かれた政府主催の全国戦没者追悼式に出席し、式辞を述べた。
萩生田光一文部科学相、小泉進次郎環境相、井上信治万博相の3閣僚は15日、靖国神社をそれぞれ参拝した。萩生田、小泉両氏は昨年に続き2年連続。萩生田氏は記者団に「自国のために尊い犠牲となられた先人の皆さんに、尊崇の念を持ってお参りするのは自然な姿だと思う」と語った。
安倍晋三前首相も靖国神社を参拝し、記者団に「終戦の日に当たり参拝した。先の大戦で祖国のために母や父、友や子、愛する人を残し、祖国の行く末を案じながら散華され、尊い命を犠牲にされたご英霊に尊崇の念を表し、御霊安かれとお祈りした」と語った。
超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は会長の尾辻秀久元参院副議長らが代表して靖国神社を参拝した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一斉参拝は取りやめた。
(産経新聞より抜粋)