令和3年10月18日(月)
安全保障・
領土問題
中国 極超音速兵器で地球周回
英紙フィナンシャルタイムズ電子版は十六日、中国が核弾頭を搭載可能な極超音速兵器の発射実験を八月に行ったと報じた。複数の関係筋の話としている。ロケットで打ち上げたミサイルが地球を周回後に下降。目標は外したが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を使わず宇宙空間から世界各地を攻撃できる能力につながる懸念がある。米情報当局は、中国の技術力の「驚異的進歩」に衝撃を受けたという。
専門家によると、核を搭載した極超音速兵器は弾道ミサイルを念頭に置いて構築された米国のミサイル防衛(MD)網を無力化しかねない。日本のMD網にも影響を与える可能性がある。
(産経新聞より抜粋)