令和3年12月07日(火)
皇 室
皇族数確保へ二案
政府は六日、安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議を首相官邸で開き、皇族数の確保策として①女性皇族が婚姻後も皇室に残る②旧宮家の男系男子が養子縁組などで皇籍復帰する―の二案を盛り込んだ報告書の骨子案を了承した。月内にも開く次回会合で、骨子案に沿って最終報告書を取りまとめる。
清家氏は会合後、皇族数の確保策として示された二案について「(可能性のある制度として)どちらかではなく、どちらもということではないかと理解している。皇族数を確保するためにはどちらも可能性としてあり、客観的にこういう選択肢があり得るということだ」と述べた。この日の会合では、二案を具体的に運用した場合の課題などについて意見が出たという。
六日に示された骨子案には、戦後に皇籍を離脱した旧十一宮家の男系男子の皇籍復帰案を記載した。旧宮家の男系男子は皇籍離脱するまでは現行憲法や皇室典範の規定により、皇位継承資格を保持していた。
(産経新聞より抜粋)