令和3年12月01日(水)
皇 室
皇位継承年内に最終答申
政府は三十日、安定的な皇位継承策などを議論する有識者会議を首相官邸で開き、年内に最終答申をとりまとめることを確認した。また、女性皇族が婚姻後も皇室に残る案に関し、「恒久的な制度とすることが適当ではないか」などとする事務局の報告も提出された。六日に会議を開き、最終答申の骨子案を議論する。
会議は岸田文雄政権発足後初めてとなる。首相は三十日の会合で、安定的な皇位継承について「国家の基本に関わる極めて重要かつ大変難しい事柄」と指摘。七月に有識者会議がまとめた中間整理を尊重する考えを示し、「(中間整理の)方向性をもとに最終的な取りまとめに向け、引き続き十分に議論してほしい」と述べた。政府は最終答申を踏まえ、国会報告する方針。
(産経新聞より抜粋)