令和4年03月06日(日)
安全保障・
領土問題
中国 国防費七・一%増 台湾への干渉「断固反対」
中国の立法機関、第十三期全国人民代表大会(全人代)第五回会議が五日、北京の人民大会堂で開幕した。李克強首相は政府活動報告で、二〇二二年国内総生産(GDP)実質成長率の政府目標を「五・五%前後」に設定したと表明した。国防費は、二二年予算案に前年比七・一%増の一兆四五〇四億五千万元(約二六兆三四〇〇億円)を計上し、昨年の六・八%増から拡大。前年比の伸び率が七%を超えるのは一九年以来で、習近平政権が掲げる「強軍」路線の継続が鮮明となっている。
台湾政策については、「統一」に向けた方針を改めて表明した上で、「『台湾独立』の分裂行為と、外部勢力の干渉に断固反対する」と訴えた。昨年は「外部勢力の干渉」には触れておらず、台湾支援を進めるバイデン米政権などを牽制したとみられる。
(産経新聞より抜粋)