令和4年03月18日(金)
憲 法
改憲原案 国会に 自民新議連
自民党の有志議員が十七日、憲法改正を目指す「憲法改正推進国会議員連盟」の設立総会を国会内で開いた。会長の衛藤征士郎元衆院副議長は記者団に「衆参の憲法審査会をバックアップする」と強調。憲法改正原案が国会に提出されない状況が仮に長く続いた場合は「議連で改正原案を整えて国会に出す」と述べた。
しかし自民は、憲法審での議論を通じて与野党による改正原案の共同作成、提出を目指す方針だ。衛藤氏は、国民世論を盛り上げるための活動も行う考えを示した。一方、自民は二月、世論喚起運動を担う組織を総裁直轄機関「憲法改正実現本部」内に立ち上げ、憲法集会などを計画的に展開している。衆院憲法審幹事も務める新藤義孝憲法改正実現本部事務総長は記者団に、改正原案提出に向けた議論は憲法審で行い、国民運動は実現本部が担うと説明。「この方針に何ら変更はない。この二つに議連が絡むようなことはない。それぞれの役割がある」と述べた。議連の設立総会には約六十人が参加。世話人として党幹事長経験者の二階俊博、石破茂、甘利明の三氏らが名を連ねた。
(産経新聞より抜粋)