令和4年03月30日(水)
教育と
歴史認識
高校教科書検定 「固有領土」歴史で徹底せず 従軍慰安婦なお記述
文部科学省は二十九日、令和五年度から高校で使用される教科書(主に四年度入学の二年生用)の検定結果を公表した。高校の新学習指導要領に基づく二回目の検定で、必修科目で学んだ内容を深める選択科目が中心。北方領土、竹島、尖閣諸島について「地理探究」「政治・経済」ではすべてで「固有の領土」と記述する一方、歴史教科では徹底されなかった。昨年の閣議決定で用語使用が不適切とされた「従軍慰安婦」などの記述が一部で残った。
申請二四一点のうち、教科書会社からの取り下げをのぞく二三九点が合格。令和書籍が以前の検定で合格しなかった中学社会の歴史的分野の一点を再び申請し、三度目の不合格となった。
(産経新聞より抜粋)