令和4年03月29日(火)
安全保障・
領土問題
北「核攻撃の核心完成」
北朝鮮の朝鮮中央通信は二十八日、金正恩朝鮮労働党総書記が二十四日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験に携わった技術者らと記念撮影し、「強力な攻撃手段をさらに多く開発し、軍隊に配備する」と述べたと報じた。同通信は、北朝鮮が二十四日に発射したと主張する新型ICBM「火星一七」について、同国の戦力を代表する「核攻撃手段の核心」を完成させたと意義を強調。正恩氏が「誰も止めることのできない恐るべき攻撃力、圧倒的な軍事力」の重要性を強調し、「引き続き国防目標を達成していく」と述べたと伝えた。
韓国の一部メディアは二十四日に発射されたICBMについて、火星一七ではなく過去にも発射された「火星一五」だったと米韓が結論づけたと報じていた。一方、最高指導者の正恩氏が出席し「一号行事」と呼ばれる場で火星一七の発射成功が強調されたことで、専門家からは「火星一七発射の信憑性が高まった」との指摘も出ている。
(産経新聞より抜粋)