令和4年05月08日(日)
安全保障・
領土問題
北、月内にも核実験か
米国務省のポーター副報道官は六日の電話記者会見で、北朝鮮が北東部の豊渓里(プンゲリ)で進めている核実験の実施準備が月内にも完了する米政府の分析を明らかにした。今月二十~二十四日にはバイデン大統領の日韓訪問が控えており、北朝鮮がそのタイミングを狙って核実験を強行する可能性も指摘されている。
北朝鮮が実際に核実験に踏み切れば、二〇一七年九月に行った六回目の核実験以来となる。ポーター氏は「この分析は北朝鮮側の公式な声明と合致するものだとした上で、北朝鮮による核実験の準備に関する情報は「同盟・パートナー諸国と共有しており、引き続き緊密に連携していく」と強調した。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、四月二十五日に平壌で行われた軍事パレードでの演説で「核戦力を最大の急速度で強化・発展させるための措置を取っていく」と表明した。
(産経新聞より抜粋)