令和4年06月06日(月)
安全保障・
領土問題
北、短距離弾を連射
北朝鮮は五日午前、首都平壌の順安(スナン)付近などから複数の短距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射した。韓国軍は、同日午前九時八分ごろ(日本時間同)から約三十五分間にわたって四地点から計八発を発射したと表明。日本政府も三ヵ所以上から少なくとも六発が発射されたのを探知した。北朝鮮がこれだけ多くの弾道ミサイルを三ヵ所以上の地点からほぼ同時に発射するのは初めてという。日米韓のミサイル防衛網を突破する能力を誇示する狙いとみられ、日韓への脅威が一段と高まった形だ。
北朝鮮によるミサイル発射は、バイデン米大統領による日韓歴訪直後の五月二十五日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される一発を含む三発を発射して以来で、巡航ミサイルを含めて今年十七回目。弾道ミサイルでみると、十六回目で、年間十五回で過去最多だった二〇一六年を上回る異例のハイペースとなっている。
(産経新聞より抜粋)