令和4年09月01日(木)
安全保障・
領土問題
長射程ミサイル一、五〇〇発 整備
防衛省が、相手の射程圏外から攻撃できる長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」を一、五〇〇発以上整備する方向で検討していることが三十一日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。防衛省は同日、令和五年度予算の概算要求を決定。過去最大の五兆五九四七億円を計上し、さらに多数の事業について金額を決めない「事項要求」とした。日本への攻撃を相手に躊躇させる「反撃能力」としての活用を念頭に、スタンド・オフ・ミサイルの量産化へ向けた関連費用を盛り込んだ。
政府は、年末にかけて進める国家安全保障戦略や防衛計画の大綱など戦略三文書の改訂作業で反撃能力の保有に踏み切る見通しで、スタンド・オフ・ミサイルはその中心となる。
(産経新聞より抜粋)