令和4年09月20日(火)
安全保障・
領土問題
米大統領、台湾防衛再び明言
バイデン米大統領は十八日に放映された米CBSテレビのインタビューで、中国が台湾に侵攻した際に米軍
は台湾を守れるかと問われ「そのとおりだ」と答え、五月の訪日時の記者会見に続き、台湾を防衛する意思を示した。発言を受け米当局者は「米国の台湾政策に変更はない」と強調したが、台湾への軍事的威圧を高める中国が一段と反発するのは必至とみられる。米国は公式には中国が台湾を攻撃した際の軍事介入の方針を明確にしない「戦略的曖昧さ」を維持する。
バイデン氏はCBSに介入の是非を問われると「前例のない攻撃が実際に起きたら、そうする」と明言。大統領自ら米軍の介入を否定してきたウクライナと異なり米軍兵士は台湾を守るということかと念押しされると「イエス(そのとおりだ)」と答えた。一方でバイデン氏は米国の「一つの中国」政策に変わりはなく、「米国は台湾の独立を促していない」とも語った。インタビューは十五日に行われた。
(産経新聞より抜粋)