令和4年10月01日(土)
教育と
歴史認識
「佐渡金山」暫定推薦書 政府提出、二〇二四年登録目指す
政府が世界文化遺産に推薦した「佐渡島の金山」を巡り、永岡桂子文部科学相は三十日の閣議後記者会見で、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)に暫定版推薦書を提出したと発表した。提出は九月二十九日付。来年二月一日までに正式な推薦書を提出、二〇二四(令和六)年の登録を目指す。
政府は当初、二三年の登録を目指し、今年二月に推薦書を提出。だが、ユネスコ側が説明に不備があると指摘して審査を進めず、政府は二三年の登録を断念した。今回提出した暫定版では、不備が指摘された水路の記述を修正するなどした。早ければ正式な推薦書を提出した翌年の世界遺産委員会で登録が決まる。
ただ、佐渡金山については、韓国が先の大戦時に朝鮮半島出身者の強制労働の現場だったと反発。ウクライナ侵攻の影響で今年、ロシアで予定されていた世界遺産委員会が延期されるなど、政府が目指す二四年の登録は不透明な状況が続いている。
(産経新聞より抜粋)