令和5年02月27日(月)
皇 室
岸田首相 皇位継承策「先送りせず」
岸田文雄首相は二十六日、自民党大会の総裁演説で、安定的な皇位継承の確保策について「先送りの許されない課題であり、国会における検討を進めていく」と語った。与野党の議論が停滞する状況を踏まえ、党総裁の立場から早期の意見集約を促した。昨年の大会では皇位継承について言及がなく、一歩踏み込んだ形だ。
安定的な皇位継承の在り方を巡っては、政府の有識者会議が減少する皇族数の確保策として①女性皇族が結婚後も皇室に残る②旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する―の二案を提示。昨年一月、政府から報告を受けた衆参両院議長は各会派に検討を求めたが、女性・女系天皇の是非などで各党の隔たりは大きく、意見集約は進んでいない。
(産経新聞より抜粋)