令和5年02月26日(日)
憲 法
自民、改憲へ対話集会
自民党は二十五日、党本部で憲法改正実現本部(古屋圭司本部長)の対話集会を開いた。二十六日の党大会に合わせ、「党是」である憲法改正の実現に向けて結束を図る狙いがある。対話集会では改憲への理解を深める活動に従事する学生らから意見を聞いた。
岸田文雄首相(党総裁)は冒頭、「憲法改正について多くの国民に考えてもらい、気運を高めていかなければならない。特に日本の未来を担っていく若い皆さんにしっかり思いを巡らせていただきたいと心から願っている」と訴えた。改憲に意欲を示す首相の意向を踏まえ自民が奔走した結果、昨年の通常国会と臨時国会では衆院憲法審査会が精力的に開催された。一方で、自民は自衛隊の明記や緊急事態条項の新設などを訴えながら、改憲に慎重な立憲民主党への配慮もあって憲法改正原案作成には至っていない。自民の牽引力が不十分だとして改憲への「本気度」を疑う向きもある。
(産経新聞より抜粋)