令和5年02月23日(木)
安全保障・
領土問題
竹島の日 今年も閣僚不在
韓国の不法占拠が続く竹島の早期返還を訴えるため、島根県などは「竹島の日」の二十二日、松江市で十八回目の記念式典を開き、「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の国会議員や関係者約二〇〇人が参加した。丸山達也知事は、韓国が竹島専用の研究船を就航させるなど、「不法占拠を既成事実化しようとする動きを強めている」と指摘。日本政府に毅然とした対応と外交交渉を求めた。
県は首相や閣僚に案内を送ったが、政府は今年も閣僚の派遣を見送り、中野英幸内閣府政務官が代表として出席した。政務官の出席は十一年連続。中野氏はあいさつで「韓国が強硬手段で竹島を占領したのは不法占拠で、決して容認できない。一歩も引くことなく粘り強い努力していく」と述べた。
式典では、「竹島の日」を閣議決定して政府主催の式典を開催することや、国が研究体制を強化することなど、竹島の領土権の早期確立を求める特別決議を採択した。
(産経新聞より抜粋)