令和5年03月29日(水)
安全保障・
領土問題
露、日本海でミサイル演習
ロシア国防省は二十八日、極東ウラジオストク沖の日本海で、露太平洋艦隊所属のミサイル艇二隻が超音速の対艦巡航ミサイル「モスキート」の発射演習を行ったと発表した。ロシアはアジア太平洋地域で軍事力を誇示し、ウクライナを支援する日本や米国を威圧する思惑だとみられる。露国防省の発表によると、発射されたミサイル二発は約一〇〇キロ先の標的に命中した。
露国防省は三日にも日本海で巡航ミサイル「カリブル」の発射演習を実施したと発表。岸田文雄首相がウクライナを訪問した二十一日には、長距離戦略爆撃機二機を日本海上空で七時間以上飛行させるなど、日本への牽制を強めている。露国家安全保障会議のパトルシェフ書記は二十七日に公開された国営ロシア新聞のインタビューで、「米国は日本を再び軍国主義に突き動かしている」として、日米への敵視を鮮明にした。
(産経新聞より抜粋)