令和5年05月04日(木)
憲 法
憲法施行七十六年 改憲派「自衛隊明記を」
憲法施行七十六年を迎えた三日、憲法改正をめぐり異なる立場の民間団体がそれぞれ東京都内で集会を開いた。改憲派の集会では自民党や公明党、日本維新の会、国民民主党の「改憲勢力」が憲法改正に意欲を表明。護憲派の集まりには立憲民主党や共産党、れいわ新選組、社民党が連帯の意を示し、政界の対立構図を反映する形となった。
改憲を訴える集会「国難迫る 急げ 憲法に国防条項・緊急事態条項の明記を!」(民間憲法臨調など共催)には、岸田文雄首相(自民総裁)がビデオメッセージを寄せ、自衛隊の明記や緊急事態条項の新設などに意欲を示した。また、民間憲法臨調の櫻井よしこ代表が改憲勢力を叱咤激励。「憲法改正について、はるかにわれわれ国民の方が前を走っていないか。政治は国民の意思をもっと吸い上げてほしい」と要求。北朝鮮の弾道ミサイル発射などで国際情勢が悪化する中、「直ちに憲法改正に取り組んでほしい。そうでなければ間に合わない」とも訴えた。
(産経新聞より抜粋)