令和5年06月03日(土)
その他
出生率一・二六 過去最低並ぶ
厚生労働省は二日、令和四年の人口動態統計(概数)を発表した。一人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率は前年の確定値から〇・〇五ポイント減の一・二六となり、平成十七年と並び過去最低となった。一年間に生まれた子供の数(出生数)は七七万七四七人(前年比四万八七五人減)で明治三十二年の統計開始以来、初めて八〇万人を割った。出生率、出生数とも七年連続のマイナスとなった。未婚、晩婚化に加え新型コロナウイルス感染拡大による出産控えも影響し、少子化が加速している。
出生数から死亡数を引いた人口の自然増減は七九万八二一四人の減で過去最大の減少幅。第一子を出産した時点の女性の平均年齢は前年を同じ三〇・九歳で過去最高水準となり、晩婚化も顕著になった。
(産経新聞より抜粋)