令和5年07月29日(土)
安全保障・
領土問題
防衛白書 中露連携は重大懸念
・政府は二十八日の閣議で、令和五年版防衛白書を了承した。
・中国軍とロシア軍による日本周辺の共同活動について「重大な懸念」を表明し、強い警戒感を示した。かつてない頻度で弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に関し、「より実戦的な状況を連想させる形で挑発行為をエスカレートさせている」と分析した。
・白書は三文書を解説する章を新設した。ウクライナが侵攻されたのは抑止力不足が原因だったとして、中国などを念頭に「相手の能力に着目した防衛力を構築する必要がある」と主張。ミサイル攻撃を防衛網で防ぐのは難しくなりつつあることを踏まえ、保有を決めた反撃能力(敵基地攻撃能力)を「侵攻を抑止する鍵」と指摘した。また、三文書で重視した偽情報を含む情報戦への対応なども説明した。
(産経新聞記事を要約)