令和5年08月25日(金)
その他
独、性別変更を簡易化 自己申告で可能に
▼ドイツ政府は二十三日、心を体の性が一致しないトランスジェンダーの人が自己申告により、法的な性別と名前を変更できるようにする「自己決定法案」を閣議決定した。
▼ドイツではこれまで、性別を変更するには、心理療法士など専門家の診断書を裁判所に提出する必要があった。法案はこうした手続きを廃止し、登記所に申告するだけで変更できるようにすると定めた。一度変更すると、一年以内は再変更できない。十八歳未満の未成年でも、十四歳以上なら申告が可能。ただし、保護者が性別変更に同意していない場合、家庭裁判所の判断が必要になる。十四歳未満については、保護者が申告する必要がある。
▼独メディアによると、中道右派の最大野党キリスト教民主同盟(CDU)からは、「女性の更衣室で混乱が生じる」「親の役割をないがしろにする」などの反発が出ている。
(産経新聞より抜粋)