令和5年10月11日(水)
その他
自民党埼玉県議団 「虐待」条例案を撤回
▼埼玉県議会の自民党県議団は十日、九月議会に提出していた、子供だけでの留守番などを放置による虐待と定める「虐待禁止条例」の改正案を撤回すると発表した。
▼記者会見で、自民党県議団の田村琢実団長は「全て私の説明不足」と陳謝。ただ、改正案の内容については「瑕疵がなかった」との認識を示した。
▼改正案は、保護者らが小学三年生以下を自宅などに残すことを一律で禁止し、県民に対しては発見時の通報を義務化。また小学四~六年生の児童についても、自宅などに放置しないようにすることを努力義務とする。自民党県議団の説明などによると、小学生以下の子供だけでの留守番や公園での遊び、登下校も「放置」に該当するとした。
▼県には十日午後二時までに一、〇〇七件の意見が寄せられ、このうち改正案に反対意見が一、〇〇五件、賛成意見が二件だった。
(産経新聞より抜粋)