令和6年01月14日(日)
安全保障・
領土問題
台湾総統に頼氏 立法委員選は過半数割れ
・十三日に投開票された台湾の総統選で、中国の統一圧力に屈しない姿勢を示す与党、民主進歩党の頼清徳副総統が勝利した。対中融和路線の最大野党、中国国民党の候友宜(こうゆうぎ)新北市長と、米中間でバランスをとる中間路線の第二野党、台湾民衆党の柯文哲(かぶんてつ)前台北市長がそれぞれ敗北を認めた。
・頼氏は台北市内で記者会見し、「台湾人は民主主義の新たな一ページを刻んだ。中国の脅威から台湾を守る決意だ」と勝利を宣言した。
・中央選挙委員会によると、頼氏の得票数は約五五八万票、候氏が約四六七万票、柯氏が約三六九万票。投票率は七一・八%だった。
・一方、総統選と同時に行われた立法委員(国会議員に相当、定数一一三)選では民進党が過半数を維持できず、国民党が最大勢力となった。
(産経新聞より抜粋)