令和2年10月10日(土)
憲 法
国民、憲法審打開に一石
国民民主党は9日、国会内で憲法調査会(山尾志桜里会長)の初会合を開いた。政策提案型を掲げる国民は年内に独自の改憲草案をまとめる方針で、衆参の憲法審査会での議論にも前向きだ。野党第一党の立憲民主党が憲法議論に慎重な姿勢を示す中、積極的な日本維新の会に国民が続けば、停滞する憲法審の打開につながる可能性もある。
「憲法論議となると、どうしてもイデオロギー対立になったり、特定の条文に関心が集まったりして、本来の国民のための憲法という議論ができていなかったのではないか」。国民の玉木雄一郎代表は会合でこう問題提起し、「憲法論議の中身、プロセスで、新しいアプローチ、新しい答えを示したい」と述べた。
山尾氏は「憲法の議論は国民との共同作業だと思う。私たちのキーワードは、参加、対話、公開としたい」と述べ、週1回のペースで会合を開き、メディアや一般参加者に公開すると説明。玉木氏は「年内に憲法草案のある程度の概要を作りたい」とも語った。
(産経新聞より抜粋)