令和2年10月12日(月)
安全保障・
領土問題
北、最大級ICBM公開
北朝鮮は朝鮮労働党創建75年を迎えた10日、金正恩党委員長出席の下、平壌の金日成広場で大規模な軍事パレードを実施した。パレードは未明に行われ、過去最大級の大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられる新型兵器も登場した。軍事パレードは2018年9月の建国70年式典以来約2年ぶり。
金氏は演説で、敵対勢力の脅威を抑え込むため、「戦争抑止力を引き続き強化していく」と表明した。ただ、「誰に向けられたものでもない」と自衛目的を強調し、対米関係にも具体的に言及しなかった。米本土を攻撃できる兵器を誇示しつつも、米大統領選を十一月に控え、親交をアピールしてきたトランプ大統領の再選にマイナスになるような過度に米国を刺激する表現を避けた形だ。
韓国に対しても、新型コロナを克服し、「北と南が手をつなぐ日が訪れるのを願う」と述べ、関係悪化を望まない姿勢を示した。
(産経新聞より抜粋)