令和2年10月15日(木)
教育と
歴史認識
独慰安婦像「当面認める」
ドイツの首都ベルリンのミッテ区は13日、区内の公有地に韓国系市民団体が中心となって設置した慰安婦像について、区側が求めていた14日までの撤去を見合わせ、設置を当面認めると発表した。市民団体側が設置許可取り消し決定の効力停止を裁判所に申請したことを受けた対応。
ミッテ区は裁判所の判断を待つ方針で、「当面は新たな決定を下さない」とした。フォンダッセル区長は全関係者の主張を精査する意向を示した上で、市民団体と日本側双方にとり「公正な妥協案が示されることを望む」と表明した。
ソウルの日本大使館前では14日、元慰安婦の支援団体などによる日本への抗議集会が開かれ「韓国とドイツの市民らの強力な抵抗と世界の世論にぶつかり、撤去はいったん中断された」とミッテ区の発表を歓迎する声明が発表された。同時に、当初の撤去要求を「日本政府の執拗な攻撃」によるものだと批判した。
(産経新聞より抜粋)