令和2年10月25日(日)
その他
今年の出生数 84万人台へ
令和2年に生まれる子供の数は85万人を割り込み、統計を開始した明治32年以降で過去最少の84万人台半ばとなる見通しであることが24日、分かった。政府関係者が明らかにした。政府が「86万ショック」と表現した昨年の出生数約86万5千人から、さらに2万人程度減少し、5年連続で過去最少を更新することになる。新型コロナウイルス感染症の影響が大きく反映される来年の出生数は70万人台に落ち込む懸念も指摘され始めており、抜本的な対策が求められる。
厚生労働省の人口動態統計によると、出生数は平成28年に初めて100万人を下回り、この10年で20万人超も急減。出生数に直結する未婚化や晩婚化が進んでおり、昨年の出生数は86万5239人だった。
一人の女性が生涯に産む子供の数である合計特殊出生率も下落傾向で、昨年は1.36と低迷。政府は若い世代が希望通りの数の子供を持てる「希望出生率1.8」を掲げるが、実現にはほど遠い状況だ。
(産経新聞より抜粋)