令和2年11月07日(土)
皇 室
皇位継承「男系維持 旧宮家を養子に」
超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(古屋圭司会長)は6日、国会内で会合を開き、父方に天皇がいる男系の皇位継承を維持することを求める提言をまとめた。秋篠宮さまが皇位継承順位一位の皇嗣になられたことを国内外に示す8日の「立皇嗣の礼」の後に菅義偉首相や加藤勝信官房長官に提出する方向で調整している。
懇談会は、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設について、前例のない女系天皇誕生につながるとして反対の立場を取る。提言では、旧宮家の男子を皇族の養子に迎えたり、皇籍取得を可能にしたりすることで男系を維持する考えを盛り込んだ。皇室典範は改正せず、特例法制定での実現を目指す。
また、戦後に連合国軍総司令部(GHQ)の意向で旧宮家が皇籍離脱を余儀なくされた歴史的背景を提言の中で説明し、国民の理解を得たい考えだ。
(産経新聞より抜粋)