令和2年11月08日(日)
安全保障・
領土問題
安保重要地 買収80カ所
中国系資本が何らかの形で関与した疑いがある安全保障上重要な土地の買収件数が全国で約80カ所に上るとの調査を政府関係機関がまとめていたことが7日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。政府は来年1月召集予定の通常国会で、防衛施設や国境離島などの土地購入に関して政府の調査権限や届け出義務を盛り込んだ法案の提出を目指している。中国系資本による土地買収の実態が明らかになったことで法整備の動きが加速しそうだ。
政府関係者によると、防衛施設の周辺10キロ以内や国境離島にある土地で、リゾート施設やマンション建設などの目的で中国系資本が直接、間接的に買収に関与した疑いがある土地の件数を政府関係機関が調査。その結果、今年10月までの時点で少なくとも全国に約80カ所あることを把握した。
また同じ機関の調査で、再生可能エネルギー発電事業者として中国系資本が何らかの形で買収に関与したとみられる土地が全国約1700カ所に上ることも判明。この中には防衛周辺施設などの安全保障上重要な土地も含まれ、約80カ所と一部重複する。
(産経新聞より抜粋)