令和2年11月15日(日)
安全保障・
領土問題
大和堆 中国密漁4倍
好漁場として知られる日本海沖の大和堆で、中国漁船の違法操業が、現時点で昨年1年間の約4倍にまで急増していることが14日、水産庁の取材で分かった。大和堆は北朝鮮が排他的経済水域と主張する海域に近いとされ、これまでは北朝鮮漁船による違法操業が目立っていたが、中国漁船がこれに取って代わった形だ。北朝鮮が「漁業許可証」を中国漁船に密売して外貨を獲得している疑いがあり、国連安全保障理事会の制裁決議違反に当たるとの指摘も上がっている。
水産庁によると、大和堆周辺で水産庁が退去勧告をした中国漁船は昨年1年間で1,115隻だったが、今年は今月5日時点で4,035隻に急増。逆に昨年は4,007隻だった北朝鮮漁船は、わずか1隻に激減している。
(産経新聞より抜粋)